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107: 100周年のシーズンを終えて(水田和彦・京都大学ラグビーフットボールクラブ会長 )

100周年のシーズンを終え、23年1月21日(土)に納会が宇治グランドのクラブハウスにて実施された。納会の冒頭、水田会長(S50)より、関係者と支援をいただいた皆様への御礼の後、全力でシーズンを戦い卒業していく4回生へのエールと新チームへの激励が伝えられた。



「水田会長ごあいさつ」

 コロナ禍にありながらも、高い志と熱意を持って壁に挑戦し続けた学生諸君ならびに溝口監督を始めとするコーチ団の方々、清野部長、伊福副部長のご尽力に敬意を表します。清野部長におかれましては2000年から22年間部長として尽力いただきましてありがとうございます。今後は伊福副部長よろしくお願いします。グラウンドに応援に来ていただきました多くのOB・OGの皆様、そして保護者の皆様ほかご支援いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。素晴らしく充実した1年であったと思います。創部100周年記念事業という大きな節目の年に当たり、ゲームに加えて大きな経験ができた年でもありました。皆さんの力で予想以上に進んできたこと感謝します。三高を源流とする創部以来の歴史を再認識し京都大学ラグビー部員であることに誇りをもってこれからの人生を歩んでください。


 4回生の皆さん、新入生の時に歓迎会でお会いして以後はコロナに見舞われた学生生活でしたね。4年とは早いものです。全国から集まったいろんな考えを持った新入生が、縁ありラグビー部の門をたたき、高い壁に立ち向かい、悩みながらも仲間意識を育みともに乗り切った 4 年間。身体はもちろん精神面でも大きく成長されたことでしょう。きっとラグビーが一層好きになったことでしょう。「体育会ラグビー部」は京都大学における課外活動ですが、それも含めて京都大学での教育です。共に人間的に成長されていく姿を見せてもらったこと感謝します。その姿勢が後輩に引き継がれていくものと信じています。皆さんの東大戦後のコメントを拝見しました。創部以来の 100 年近く 1000 人以上の先輩方もそうであったように、いつの時代も変わらぬラグビー部員の思いが語られ大変嬉しく思います。社会に出て、「ラグビーをやっていた」というだけですぐに互いに打ち解ける、そこがラグビーという競技の素晴らしさです。プレイができなくなっても、「ある時期あんなしんどいことやっとったんや」という事実が互いの共感・リスペクトを生むのだと思います。皆さんは学業含めやるべき多くのことに取り組みながらも、ラグビーに打ち込んでこられました。先は院での研究、会社での仕事、家庭とさらに諸事多忙でしょうが、ここでの経験を人生の基盤とし、これからも好きなラグビーに楽しく携わってください。幸いいくつになっても楽しむ機会はあります。学生の試合相手としての若いOBチームの存在はチーム強化に欠かせません。学生への支援、KIU R.F.C.仲間との交流等今後もよろしくお願いします。KIU R.F.C.には、「ラグビー大好き、学生の役に立ちたい」という点では一致した多くの多様な仲間が待っています。世代を超えた仲間としてお付き合いよろしくお願いします。保護者の皆様、京都大学ラグビー部員となられたご子息方への応援という同じ場を共有できたこと、グッズの購入など多くのご支援いただきましたこと誠にありがとうございました。このご縁を大切に今後ともKIU R.F.C.よろしくお願い申し上げます。


 新チームの諸君。卒業する4回生の思いを引き繋ぎながらも、君たちは新たな101年目へのスタート、第一歩を踏み出してください。昨シーズンは必死のタックルが見られました。しかし上に上がるにはさらに強烈なタックルと、コンタクト、スピード、パスなどの基本で上回らなければなりません。リーグ戦では上方も下方もその差は小さいという印象です。ただ小さな差の積み重ねが勝敗を決しますし、たった一つのミスで敗者となることもあります。基本プレイは日々反復練習して初めて身に着けることができます。このことを肝に銘じて、試合中と同じ緊張感で練習に取り組んでください。京都大学の理念は「自重自敬」「自学自習」です。ラグビー部も然り。より高いところを目指して好きなラグビーを研究して、他校とは異なる新しい楽しみ方を創り出してください。皆さんのこれからの健康と活躍、充実した京都大学での学生生活を祈ります。我々はできる限りの応援・支援をします。健闘を祈ります。


2023年1月


左・中央)清野部長退任ご挨拶。右)藤井コーチ退任ご挨拶 


渡邊組4役退任挨拶。左上から順に、渡邊主将、笹井副将、久家副将、中山風紀委員、村田主務。




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