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046: 日本ラグビー界と京大ラグビー部へのエール(岸岡 智樹選手・早稲田大卒・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、R2 桑田智史/特別インタビュー2)

更新日:2022年1月28日


なぜ大学でラグビーをやるべきなのか


岸岡智樹選手(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

(桑田)強い選手を集めたわけではない国立大学でラグビーをする意義は、自分で考えることが多いという点にある。中高では顧問の指導が大きいが、大学ではフルタイムのコーチがいないのもあって、学生主導でチームを作り、練習メニューもつくる楽しさがある。もう一点、推薦で選手を集める私立大学に勝つ、努力が報われるという経験は大きな喜びだ。また、学業にとってもメリハリができ、時間の使い方を無意識に覚えた。部活に入らなければ、だらけてしまっていただろう。国公立大に進んだ高校生にはぜひ、ラグビーを続けることを考えてもらえれば。


(岸岡)ラグビーのチームは社会の縮図だ。トップ選手になればなるほど、PDCA(計画、実行、評価、改善)のサイクルを回すことが自然にできている。


ウェイトトレーニングで特定の部位を鍛えるとか、自主練習をするなど、ラグビー選手は特にそれが上手だ。また、様々なポジションがあって、いろんなタイプの選手が活躍できる。社会に出た時に、与えられなくても自分から活躍するフィールドを見出せるようになる。ラグビー経験者は、会社でいい位にいる人が多い。それは、人と協力することを覚えるからだ。ぜひ一歩を踏み出してほしい。ラグビーをやったら、いいことしかない。


東海大仰星高校 第95回(平成27年度)全国高校ラグビー大会優勝(前列左から2人目が岸岡さん)

▼クボタスピアーズ船橋・東京ベイ岸岡智樹選手と桑田智史さんの「何故大学でラグビーをやるべきか」動画はこちら(約9分)




日本ラグビー界の新たな成功例に


岸岡智樹選手(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

(岸岡)今後のキャリアについては、「日本ラグビー界の新たな成功例になる」というのをキャッチフレーズに掲げている。こんなにいいスポーツを多くの人に知ってほしい。W杯でラグビーに触れた人は多いが、もっと加速させたい。現役選手がこれまでやってこなかったことをやりたい。SNSでの発信もその一つだ。



2023年のフランスW杯を見据えて日本代表を目指しながら、そこへのステップを若い選手にキャリアの一例として見てもらえれば。



▼クボタスピアーズ船橋・東京ベイ岸岡智樹選手「日本ラグビー界の新たな成功例」動画はこちら(約9分)



京大ラグビー部へのエール


桑田智史さん(大学リーグ戦 VS 神戸大)

(桑田)後輩たちはコロナ禍で苦しい経験をしているが、リーグ戦で勝つという目標に向かって日々、頑張ってほしい。


(岸岡)一度グラウンドに行かせてもらった時に、すごく雰囲気のいいチームだと思った。学生の目がキラキラしているし、伸びしろがすごくある。吸収しようという意識は高い。もっともっと上を目指せる。環境面は改善しているので、今まで以上のモチベーションにしてほしい。「勉強しているから負けました」は通じない。むしろ、勉強しているというのは吸収力が圧倒的に高いという意味でプラスだ。ラグビーも勉強も手を抜かない。指導者不足なら逆に能動的に動けるとも考えられる。大学で過ごす時間はその後の人生を豊かにする。その中でぜひ、ラグビーを頑張ってほしい。


中学ラグビー部顧問の黒田先生(中央)との3ショット。桑田智史さん(左)岸岡智樹さん(右)

小六の時、枚方で開催された陸上競技大会の写真。チームメイトの澤田さん(中央)と岸岡選手(左)と桑田選手(右)。

▼クボタスピアーズ船橋・東京ベイ岸岡智樹選手と桑田智史さんの「京大ラグビー部へのエール」動画はこちら(約9分)

2021年4月20日ZOOMにて取材

麻植渉(H2/SO)西尾仁志(H2/CTB)谷口誠(H14/FL/日経新聞記者)



クボタスピアーズ船橋・東京ベイ岸岡智樹選手のプロフィール

1997年、大阪府生まれ。枚方RS、枚方市立蹉跎(さだ)中学、東海大学付属仰星高校、早稲田大学を経て、現在クボタスピアーズ船橋・東京ベイに所属。ポジションはSO。高校3年、大学4年時には全国優勝。代表歴はU-20、ジュニアジャパン。早稲田大学ラグビー蹴球部では2人目の教育学部数学科所属として文武両道に取組み、現在もSNSで積極的に情報発信し、全国でラグビー教室を開催するなど、ラグビー選手として新たな可能性に挑戦している。


桑田智史さんのプロフィール

1997年、大阪府生まれ。枚方市立蹉跎(さだ)中学、大阪府立大手前高校を経て、現在京都大学大学院工学研究科の修士2年生。高分子の構造解析を専門分野として研究に勤しんでいる。ラグビーは小学1年から地元のラグビースクールで始め、高校3年時には合同チーム東西対抗戦の西日本代表に選抜される。京大では2年からレギュラーとなり、2018年のBリーグ昇格、翌2019年のBリーグ3位躍進に10番として貢献。



▼ラグビー関係者、学生のみなさんへのメッセージ動画はこちら(約4分)

●全国のラグビー関係者のみなさまへ

岸岡智樹選手のご厚意により、「学生のみなさんへのメッセージ動画」(約4分)は、ラグビーのPRや部員勧誘のために自由にご活用いただけます。ウェブサイトに動画のリンクを張ったり、SNSなどでぜひご共有ください。

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